静岡公園散策
清水船越堤公園
広い池を中心に広がる景観が魅力です。

昭和63年(1988年)、旧清水市の市制五十周年を記念してできた総合公園で、東京ドームの約2倍の面積があります。自然の地形を生かした高台からは富士山を望む眺望も楽しめます。

園内に大きく広がる「夫池」が特長ですが、その奥にもう一つ「婦池」があることは案外、知られていません。「せせらぎの小川」なども配され、様々な植物の中を遊歩道に沿って四季折々の自然が楽しめます。

船越堤といえばソメイヨシノなど約千本の桜が有名で、花見の頃には多くの人で賑わいます。
このソメイヨシノはワシントンのポトマックから里帰りした桜で、日米親善のシンボルとなっています。また、清水とカナダとの交歓留学記念植樹や平成18年9月に秋篠宮家の長男として誕生した悠仁親王殿下御誕生奉祝植樹なども行われました。

星の広場の天文台では毎月第三土曜日(日没〜21時)に観望会も開催され(天候により中止の場合あり)、茶室(清心亭)も利用できます。

婦池周辺

主な設備/あずまや・水上あずまや ・複合遊具 ・トイレ・車椅子対応トイレ ・自由広場 ・天文台  駐車場あり(80台)
所在地/静岡市清水区船越497(代表地番)
交通/JR草薙駅からしずてつジャストラインバス 三保草薙線「船越南」下車 徒歩約10分 ※平日のみ運行

用宗緑地と用宗公園
海岸に沿って歩きながら、閑静な町並みや漁港も楽しむ。

「緑地」は「公園」に含まれる名称ですが、その違いは明確になっていません。「緑地」は面積が大きめで自然の地形や景観などを生かし、あまり施設整備がされていないといった意味のようです。

用宗(もちむね)緑地は、海岸の防風林である松並木の景観を生かし、用宗三丁目から西に向かって五丁目までの約五百メートルほどにわたって整備された遊歩道で、その先に用宗公園が続いています。

海岸の防潮堤には所々、砂浜への降り口があります。そこから波打ち際にでて潮風にあたりながら歩くのもいいでしょう。天気がよければ伊豆半島や御前崎などまで見渡すことができ、駿河湾の眺めを楽しめます。夏には海水浴場となり、海水浴客で賑わいます。

静岡市の西端に位置する用宗は、漁師町らしい昔ながらの細い路地の町並みと、かつては海辺の保養地でもあった閑静な趣きが、昭和の面影を色濃く残しています。

用宗公園の幼児プール周辺

町内の細い路地

近海漁業が盛んであったことから昭和30年代に用宗漁港が整備されました。近年では漁港としてだけでなく、地域の環境を生かした一帯の再開発が進められています。
水揚げされたシラスの販売店やシラス丼などを扱う飲食店、喫茶店、古い民家を改装した旅館、温泉施設などもオープンしています。

港内の岸壁から富士山を望む

<用宗緑地>
設備/あずまや・トイレ   駐車場/なし(海岸堤防を利用できます)
所在地/静岡市駿河区用宗三、四、五丁目

<用宗公園>
設備/幼児用小プール・トイレ・遊具   駐車場/なし(海岸堤防を利用できます)
所在地/静岡市駿河区用宗五丁目17番
交通/JR用宗駅下車、または、しずてつジャストライン用宗線で用宗駅前下車、海岸に向かって徒歩10分ほど

清水山公園
静岡市の第一号公園として明治42年に開設。

JR静岡駅から北東へ約1.5km、市街地に隆起している谷津山の一角となる清水山を背景に、明治42年(1909年)に静岡市の第一号公園として開設されました。

その後「清水(きよみず)さん」と呼ばれているように気軽に利用されるような公園づくりをテーマとして再整備され、現在では山の斜面を利用した展望台・滝・水車小屋などが整い、公園の半分以上を占める山地をめぐる山道と、桜並木などの自然が一帯となっていて、山を登るハイキングコースを辿れば、そのまま谷津山古墳、愛宕神社に至ります。

山の中腹から流れ落ちる滝はポンプで汲みあげた水が循環する人工のものですが、水量が保たれ、水車が回る小屋と一体となった風情をいつでも楽しむことができます。この滝を見下ろす展望台からは、滝の流れ落ちる様子とともに市内中心部を見渡すこともできます。

隣接する「駿府 清水寺」の観音堂は県有形文化財、鉄筋本堂、木造の鐘楼、庫裏は国の登録有形文化財に指定されています。

駿河 清水寺

展望台からの眺め

主な設備/滝・水車小屋・複合遊具・車椅子対応トイレ   駐車場/なし
所在地/静岡市葵区音羽町 外
交通/静岡鉄道 静岡清水線 「音羽町」駅下車 徒歩5分

登呂公園

復元された高床式倉庫と、その向こうには登呂博物館

国指定特別史跡として有名な登呂遺跡、登呂博物館、芹沢_介美術館などが一体化。

昭和18年に軍需工場建設の建設を始めたところ、多量の木製品や土器片が出土しました。
そのため、同年に第一次の発掘調査が行なわれ、戦後間もない昭和22年には考古学・人類学・地質学など各分野の学者が加わった日本で初めての学際的発掘調査が行なわれました。

一帯からは東西に長い自然堤防上に、12軒の家、2棟の倉庫、井戸などが、周辺から森林の跡や、南側には水田の広がりが見つかり、壺・甕(カメ)などの土器、石器の狩猟漁撈具、木製の農耕具・機織具・日常生活用具、青銅製装身具など、多種多様な生活に関する道具が出土しています。

こうした調査から弥生時代後期(2〜3世紀)の集落跡だったことが分かり、当時の人々が生活した姿も解明され、国指定特別史跡となっています。 平成28年(2016年)には出土遺物775点が重要文化財に指定され、その一部は併設の「登呂博物館」に展示されています。
平成11年度から5カ年計画で再度発掘調査が始まり、この再発掘調査の成果をもとに平成18年度から平成24年度にかけて再整備工事が行われました。

現在では、復元された古代の竪穴式住居や穀物を貯蔵する高床式倉庫、赤米など米づくりを行っていた水田跡などがリニューアルされ、広々とした敷地の中で古代の姿を今に伝える公園となっています。

復元された竪穴式住居と高床式倉庫

隣接して「芹沢_介美術館」があり、「型紙絵染」の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された静岡市名誉市民の染色作家、芹沢_介氏の作品が展示されていて、周辺一帯は静岡市の歴史や文化に触れられる場として、公園というイメージを超えた佇まいを感じさせます。

主な施設:復元住居・復元倉庫・登呂博物館・芹澤美術館・多目的トイレ・ベンチ

復元された竪穴式住居

芹澤美術館の入口

所在地/駿河区登呂五丁目10番

交通/JR静岡駅南口バスターミナル 22番線より『登呂遺跡』行き、終点下車 所要時間約10分  『東大谷』行き『久能山下』行き、『登呂入口』下車 徒歩5分

駐車台数/登呂遺跡南側に市営駐車場(有料)